モスバーガーのような身近な場所でビジネスの話をすることへの違和感や、マナーに関する議論は定期的に注目されます。
SNSでは「モスバーガーで打ち合わせをしていた人が、騒ぐ子供を注意した」のを誇らしげにポストしていたため、炎上していました。
この記事ではファストフード店で会社の打ち合わせをすることの問題点・過去に問題になった事案がないのかまとめていきます。
なぜファストフード店で会社の打ち合わせをするのは良くないのか?
セキュリティとプライバシーの懸念
これが最大の懸念点です。
- 情報の漏洩: 周囲に誰が座っているかわかりません。社外秘のプロジェクト名、顧客名、数字などの機密情報が他人の耳に入るリスクがあります。
- 画面の覗き見: パソコンや資料を広げると、背後の席から内容が丸見えになることがあります。
お店のルールと周囲への配慮
- 占有時間: 打ち合わせは長くなりがちです。混雑時にコーヒー1杯で数時間粘るような行為は、お店側にとって営業妨害(回転率の低下)になり得ます。
- 声の大きさ: 議論が白熱すると無意識に声が大きくなり、食事を楽しんでいる他のお客様の迷惑になることがあります。
「プロ意識」の印象
- 相手との関係性: 取引先との重要な商談をファストフードで行うと、「コストを削っている」「軽視されている」と感じる人もいます。
- 企業の信頼性: 会社の看板を背負って外で話している以上、その振る舞いが会社のブランドイメージに直結します。
逆に「あり」とされるケース
最近は働き方の多様化で、以下のような条件なら許容される空気もあります。
- カジュアルな社内ミーティング: 同僚同士の軽い相談や、雑談ベースのアイデア出し。
- 「電源・Wi-Fi完備」を謳う店舗: そもそも作業や打ち合わせを想定している場所。
- 短時間: 15〜30分程度でサッと済ませる場合。
個人的にも長時間の占有でなければ、問題ないように思います。
なぜ「会議室」を使わないのか?(ハードルの高さ)
多くの人が会議室よりもカフェを選んでしまうのには、いくつかの現実的な「不便さ」があります。
- コストの問題: 貸し会議室やコワーキングスペースの個室は、1時間あたり数千円かかることも珍しくありません。「コーヒー代(500円程度)で済ませたい」というコスト意識が働いています。
- アクセスの良さと手軽さ: 会議室は予約が必要で、場所も限られます。一方でカフェは駅前の至る所にあり、予約なしでパッと入れるため、移動の合間の隙間時間に重宝されてしまいます。
- 自社オフィスの不在: 最近はフルリモートの会社やフリーランスも増えており、「そもそも帰るべきオフィスがない」というケースも多いです。
「問題」になったことはないのか?
実は、表面化していないだけで、かなりの問題が起きています。
- 情報漏洩の「ヒヤリハット」: 近くの席にライバル企業の社員が座っていて、プロジェクトの内容を丸聞きされていた…という話は業界の「あるある」です。
- SNSでの炎上: 今回のモスの件のように、「〇〇社の社員がカフェでこんな不謹慎な話をしていた」と店名や社名とともにSNSに書き込まれ、ブランドイメージを大きく損なうケースが増えています。
- セキュリティインシデント: 離席中にパソコンを盗まれる、フリーWi-Fi経由でデータを抜かれるといった実害も発生しています。
モスバーガー打ち合わせ炎上事件のまとめ
多くの人がカフェやファストフードを使っているのは、「安さ・便利さ」という目先のメリットが、目に見えにくい「情報漏洩リスク」を上回ってしまっているからだと言えます。
最近は低価格なコワーキングスペースや、個室型のワークブースも増えています。大事な話やPCをガッツリ使う場合は、そういった場所を選ぶのが一番スマートかもしれませんね。