私が3階建ての集合住宅に住んでいたころ、
**ドン!ドン!**と異常な衝撃音が断続的に聞こえてくることがありました。
最初は、
「上の階の人が騒いでいるのかな?」
と思っていました。
ところが、気になって窓を開けて確認してみると、
音の発生源は下の階だったのです。
下階の部屋も窓を開けており、
中では子どもが走り回り、暴れている様子がはっきりと分かりました。
それまで私は、
衝撃音や足音のトラブルは
上の階や隣室から発生するもの
というイメージを持っていました。
そのため、
「下の階から、こんなにもはっきり衝撃音が伝わるのか」
と、正直かなり驚いたのを覚えています。
実際、私と同じように
下階からの騒音に悩んでいる人は意外と多いようです。
しかし、インターネット上の情報を見ると、
騒音トラブルは「上階の足音」が前提で語られることがほとんどで、
下から上に伝わる衝撃音については、あまり触れられていません。
この記事では、
なぜ下階からの衝撃音が上階に伝わるのか、
そして、そうしたトラブルが起きやすい住宅の特徴について整理していきます。
なぜ下から上に衝撃音が伝わるのか
結論から言うと、
衝撃音は空気ではなく、建物の構造を通って伝わる音だからです。
床をドンと踏んだり、走り回ったりすると、
- 床スラブ
- 柱
- 梁
- 壁
といった構造体そのものが振動します。
この振動は、
- 下方向だけでなく
- 上下・左右へ同時に広がる
という性質があります。
特に3階建ての集合住宅では、
- 建物全体が比較的軽い
- 柱や床が縦方向に連続している
といった構造になっていることが多く、
1階で発生した衝撃が2階・3階へ伝わりやすい傾向があります。
そのため、
- 「下の階だから大丈夫」
- 「上には響かないはず」
という認識は、
構造的には必ずしも正しくありません。
上階の騒音と違って、気づかれにくいのも問題
下階からの衝撃音が厄介なのは、
音の原因に気づきにくい点です。
- 音が上から聞こえるとは限らない
- 壁や天井全体が揺れるように感じる
- 音源が特定しづらい
そのため、
- 「気のせいかな?」
- 「どこから鳴っているんだろう?」
と我慢してしまい、
ストレスが蓄積しやすくなります。
また、管理会社に相談する際も、
- 下階が原因だと想定されにくい
- 状況を説明しづらい
といった理由から、
問題が長期化しやすいのも特徴です。
建物の問題だけでなく、人の使い方の問題も大きい
下階からの騒音トラブルで、
意外に多い原因のひとつが、次のような認識です。
1階だから
下に部屋がないし
多少ドタドタしても問題ない
この考え方は、
実際にはかなり危険です。
衝撃音は「下に響く音」ではなく、
建物全体を揺らす振動です。
そのため、
- 子どもが室内を走り回る
- かかとで強く歩く
- ジャンプや飛び跳ねる動作
といった行為は、
1階であっても上階に伝わります。
もちろん、建物の構造(スラブ厚・剛性)も影響しますが、
それ以上に、
- 「下に人がいないから大丈夫」
という誤った安心感が、
騒音トラブルを引き起こしているケースも少なくありません。
下階からの騒音の真実まとめ
- 衝撃音は上から下だけでなく、下から上にも伝わる
- 原因は音ではなく、建物の構造を通る振動
- 下階からの騒音は、気づかれにくく長期化しやすい
- 「1階だから大丈夫」という認識はトラブルの元
- 建物の構造と、人の使い方の両方が影響する
下階からの騒音は、
決して珍しい問題ではありません。
ただ、情報が少ないために
「自分だけがおかしいのでは?」
と悩んでしまう人が多いのも事実です。
私も管理会社に問い合わせた時、担当の方が若干戸惑っていました。
ただ、実際に部屋に来てもらった時、
まさに運よく?騒音がひどいタイミングだったので理解していただけました。
下階の方に注意はしていただいたのですが、
騒音は収まらず契約して1ヶ月足らずで引越した経験もあります。
私と同じように精神面と金銭面で大損しないように気を付けてください。